飲めば筋肉がつく?HMBとは
北千住パーソナルジム FaM gymです!
今回は、これを飲めば〇週間で-〇〇kg、筋肉がみるみるうちについてくる!等、広告が出されているサプリメントのHMBについて紹介していきます。本当に広告のような効果があるのか、正しい知識をつけていきましょう!
HMBとは
HMBとは、正式名称【3-Hydroxy-3-MethylButyrate】といい、BCAA(分岐鎖アミノ酸)の中のロイシンが体内で代謝されると出来る代謝産物です。 HMB1gを作り出すためには、ロイシン20gが必要となります。
摂取により期待される効果
筋たんぱく質合成の促進
HMBは体内でのたんぱく質合成を高める伝達経路の活性を促します。この伝達経路は、筋発達における重要なスイッチとなります。BCAAの章でも同様ですが、筋合成効果としてはHMB>BCAAとなります。
筋たんぱく質分解の抑制
人間の身体には、正常でないたんぱく質を分解する機能があります。これは、鍛えて増えた筋肉にも作用してしまう為、機能に抑制をかける役割として、HMBの摂取が推奨されます。
細胞膜の安定化
トレーニングを行うと、細胞膜に炎症が起き、破壊されてしまうと、細胞が正常な機能を失ってしまいます。HMB摂取により、細胞の炎症を抑える事が出来、その結果、細胞の修復が早まり、疲労、筋肉痛の軽減が期待されます。
摂取タイミング
HMBは1日を通して、血中の濃度を高めておく事が大切になります。約2~3時間で濃度が下がる為、特定のタイミングではなく、こまめに補給をする必要があります。
摂取量について
摂取量は、約3g~6gが推奨されています。前述の通り、1日を通してこまめに摂取する必要がある為、1gずつ分けるなどして、1度に大量摂取しないように気をつけましょう。
優先度は高いのか?
よく目にする広告では、あたかもHMBを摂れば身体作りが全て上手くかのような印象を受けますが、これは誤っています。HMBはあくまでもサプリメントの1種なので、まずトレーニングをしなければあまり意味を成しません。また、サプリメントの中では、比較的価格帯も高いので、コスパも良くありません。その為、もし摂取するのであれば、プロテインやBCAA等が揃っており、プラスαで摂るのであれば良いかと思います。
まとめ
HMBはフィットネスの情報に疎い方が誤解しやすいサプリメントの1つです。せっかく身体作りをしようと決意したにも関わらず、誇大広告に惑わされてしまい粗悪なHMBに高額な料金を支払ってしまっている方が非常に多いです。トレーナーとして残念に感じるので、今回のブログを参考にして頂き、サプリメント選びに活かして頂けたらと思います。